シグブラ
第75回:九州を縦断ブラブラ

九州を縦断ブラブラ

March 01, 2016

二月の半ばに約一週間かけて九州を縦断した。自動車メーカーの依頼で、美しい風景とクルマを撮影するためだ。昨年末にも同様の依頼があって九州を縦断したが、再びダイナミックな土地に足を踏み入れた。

フルサイズのデジタル一眼レフと多くのシグマレンズを携え九州入り。シグブラ用にはSIGMA dp2 Quattroをチョイスして、ロケの合間にちょこちょこと撮影を楽しむことにした。小雪が降る長崎からロケはスタート。予想外の気温の低さだったが、目まぐるしく変わる天候はダイナミックな光を作り出してくれた。

ロケはさまざまな場所で行われた。近代的な博物館やガラス張りの美しい施設、古い街並みやワインディングロード、巨大な橋や神社など多岐に渡る。もちろんどこも許可をもらっての撮影である。九州はどこを切り取っても絵になるので撮影が非常に楽しかった。

天候が不順だったが、行く先々で新しい発見があるのが面白い。日本全国行ったつもりでも、素晴らしい場所を見逃しているのを痛感する。ロケではなくいずれのんびりとブラブラを再訪したい場所ばかりであった。

九州は大地の造りが激しいのがいい。広々とした外輪山があったと思えば、高低差を感じる河岸段丘や、漁港に通じる細くて狭い道があったりと、そのバリエーションと眼の前に現れる頻度が他の土地より高い気がするのだ。また食事と酒が美味しいのも嬉しい(笑)

また国が開かれるのが早かったこともあり、さまざまな文化や宗教が見られるのも面白い。それらを深く感じたい思いがあるが、今回はロケなので急ぎ足で通り過ぎるしかない。

あまりよくなかった天気だが、皮肉なことに終了日が近づくにつれて回復してきた。大きな橋を渡った島の先端で、流れゆく雲と海流の中の島々を見下ろす。ロケのクルーと一緒にボーッとした。波と風の音が身体を包む。

予定通りの撮影を無事終了し、空港にレンタカーを返却する。総走行距離は約1300キロに達していた。順調に撮影が進んだのは素晴らしいクルーのおかげ。感謝である。ダイナミックな九州を再発見できたので、次回はプライベートでブラブラしに来たいな、と思いつつ、東京に帰ったら数日後に開催されるCP+の準備もしなければ、と若干焦りながら飛行機に乗り込んだ。


三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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